慶尚国立大学未来自動車RISE事業団などが共同主催…約80名が参加
産学官連携で未来自動車産業の競争力強化と人材採用の連携を模索

慶尚国立大学（GNU、総長：権鎭会）の未来自動車RISE事業団（責任教授：未来自動車工学科の金海智教授）は、8月22日、グランドメルキュール・アンバサダー昌原にて「慶南自動車部品産業の育成と未来人材育成フォーラム」を開催した。

本フォーラムは、慶尚南道および慶南テクノパークと共同で主催されたものである。

慶尚国立大学（GNU）未来自動車RISE事業団は、8月22日、グランドメルキュール・アンバサダー昌原の「ヴィラードルーム」にて「慶南自動車部品産業の育成と未来人材育成フォーラム」を開催した。

フォーラムには、韓国NSK（株）、GMBコリア（株）、SNTダイナミクス（株）、セイル工業（株）、（株）ワンオートテック、（株）MPRC、（財）慶南テクノパーク、慶尚南道などのコンソーシアム及び参画企業の関係者、そして未来自動車RISE事業に参加する教授や学生ら、約80名が出席した。参加者たちは慶南自動車部品産業の現状や世界的な動向、人材採用および企業が求める人材像を共有し、産業界の需要に即した教育・研究の方向性について活発に議論した。

行事は、参加者紹介、未来自動車RISE事業の紹介、企業別テーマ発表、慶尚南道および慶南テクノパークによる企業支援政策紹介、産学官交流会などで進行された。特に企業はテーマ発表において、「企業が必要とする核心人材像（創造的な問題解決能力、現場適応力、グローバルな素養など）」を具体的に提示し、それを満たすための大学との協力や採用連携の方策についても議論した。

慶尚国立大学未来自動車RISE事業団の金海智責任教授は、「今回のフォーラムは単なる産業動向の共有を超え、企業が求める人材像と採用戦略を直接確認する場となった」と述べ、「慶尚国立大学は未来自動車分野における現場対応型教育課程を通じて、産業界に必要な地域の核心人材を育成し、若者の安定的な就職によって地域定着率が向上するよう積極的に努めていく」と語った。

慶尚南道大学協力課の河正洙課長は、「自動車部品産業は慶南の未来を牽引する核心産業である」とし、「今回のフォーラムで議論された産業ニーズに合わせた人材育成と企業採用の連携が、地域経済の活性化と若者の雇用創出につながるよう積極的に支援していく」と強調した。

SNTダイナミクス（株）の金鍾道専務は、「慶尚南道と慶南テクノパークの企業支援政策は産業競争力強化の重要な基盤である」と述べ、「大学と企業が協力すれば、世界的競争力を備えた人材育成が可能になる」と語った。

GMBコリア（株）の朴鍾元常務は、「当社が求める人材は単なる技術保有者ではなく、絶えず学び、現場の変化に能動的に対応できる実務型人材である」とし、「今日のような産学官交流の場が、企業の人材採用と大学教育が緊密に結び付く契機となることを期待する」と述べた。

慶尚国立大学未来自動車RISE事業団は、今回のフォーラムを契機に、コンソーシアム機関および参画企業とともに産業現場に適した人材育成体系と採用連携モデルをさらに強化していく計画である。

特に中小企業と若年人材の間の就職ミスマッチを解消するため、企業現場交流やメンタリングを拡大し、企業奨学制度を活用して優秀な学生を早期に発掘し、雇用までつなげる好循環構造を拡大していく予定である。

出典：教授新聞 (http://www.kyosu.net)